軽貨物運送で使用するワンボックスについて
軽貨物運送は、軽自動車を使用して運送します。
しかし、普通乗用車を小さくしたような、よく乗用車として使われている軽自動車を使用するわけではありません。軽貨物運送では、ワンボックス、ホロ車、パネル車を中心に、業者によっては軽トラックも使用されています。
しかもワンボックスにしても、軽貨物運送で使用するワンボックスは乗用車のそれとは違うのです。
ではその違いをご説明しましょう。
貨物用のワンボックスには、法的に貨物用のタイヤを取付けないといけません。
また、後部座席が広くなっています。貨物車では、荷物を乗せられるスペースが後部座席の後ろに半分以上ないといけないのです。そのため、後部座席に座ると足元のスペースが狭い車輌があります。
さらには、内装の違いもあります。一般的に、貨物車は乗用車と比べて地味な内装の車輌が多いですが、軽貨物運送で使用しますので必要最低限の内装と座席スペースで十分でしょう。業務上は何も問題はありません。
貨物車と乗用車の違いを車輌以外で挙げれば税金の額や車検の周期も違いますが、車輌だけでもこれだけ違うのです。
各自動車メーカーは、貨物車と乗用車の双方を製造・販売しています。
双方の違いは、前述に挙げた例が全てではないですし、人により感じ方も違うでしょう。貨物車とするなら、1日のうちに何時間も使用するものになります。乗り心地や内装なども気にする方は、一度試乗したり下見することをオススメします。