軽貨物運送の事業主へ転職する際のリスク
現在の日本はまだ景気が良いとは言えません。雇用問題も解決していない状態で、定年まではまだまだ何年もあるのにリストラや会社の倒産にあってしまった方、就職先が見つからない若い方も多い時代です。
そのような背景もあってか、電車の中、CM、雑誌、インターネットなどあらゆるところで求人・転職情報を目にします。
そして、安定した雇用を求める方は正社員の求人を探しますが、中々採用には至らず、求人の中で見つけた軽貨物運送の事業主兼ドライバーを検討する方もいるでしょう。給与欄を見ると高い給与例が並んでいることもあります。しかしそれは、「それだけ稼げる人がいる」という例である場合が多いのです。また、経費を抜いた額ではない場合もあります。
更に、運送の仕事を沢山紹介するという名目で、車輌代や加盟金・登録料などを取る軽貨物運送業者もいます。しかし、仕事を紹介してもらう約束は守ってもらえず辞める方が多いのです。そのため、車輌のローンだけ残ってしまった…というケースが後を絶ちません。
始めやすい仕事なので挑戦する方も多いのですが、軽貨物運送の事業主として成功するのは相応の努力が必要です。
フランチャイズに加盟すれば入会金など多額の費用が必要となります。個人で開業すれば自ら営業し仕事を得て効率よく運送しなければなりません。
また、体調を崩すと運転自体が困難ですので生涯続けるのは容易ではありません。
しかし、アルバイトの様に自ら出勤日を決められるなら、「始めやすい仕事」は大きなメリットとなります。
実際、60代以上になってから働く方や現在の収入に少しプラスしたお金が欲しい方などが多く働いています。
軽貨物運送ドライバーをするなら、アルバイトや日雇いの様な契約が出来る業者を選ぶと良いでしょう。
もちろん、入会金などを取る業者との契約にはその条件など十分に気をつけましょう。